伊福部昭百年紀Vol.2は音楽だけで90分近いものでした。
アンコールがないのは残念、という意見もたくさんありましたが、企画側としては
アンコールをボーナスで増大させたという意図でした。
オーケストラのメンバーも真夏に演奏し続けで、宇宙大戦争のあとにあれだけの大作を演奏、
アレグロオスティナートでの爆速爆演ということで、あの日の演奏に立ち会えた方は、
奇跡や人間の限界に立ち会ったのに近いと形容できるかも知れません。
そのようなこともあり、百年紀でもっとも長く音楽を演奏した会だったのですが、
CDにするときに大きな問題が出現しました。
CDの収録限界は80分!
80分に収まらないからには、何かをカットしなければいけません。
そこで、悩みに悩んだ末、百年紀自体がモノラル時代の音楽の復刻演奏を主目的にしていることもあり、「VSメカゴジラ組曲」を割愛いたしました。
このままコンサートにきた方だけの記憶に残る演奏とする案もありましたが、
多くの方々から、熱烈なるCD化の希望や感動したのでどうにかして聴きたい!
と御意見を頂きました。非常に有り難く重い言葉として受け止め、
今後予定している特別版CDへの収録しようと決定致しました。
これからもスリーシェルズを宜しくお願い致します。